2021.04.22
ついに、、、鈍足市民ランナーでありながら
ここまで辿り着きました。。
先週は市民ランナー大実験のために大阪に出張に行って参りました。
竹澤コーチと九鬼先生と訪問した先は関西福祉大学の大沼先生のところへ。
大沼先生はJISS時代に飯塚選手のメキシコ合宿帯同時に
九鬼先生と共にお世話になっておりました。
今回、竹澤コーチから今後のことを考えると
私の科学的数値をしっかりと計って
トレーニングをしていった方が良いとのことで
LTカーブテスト(乳酸性作業閾値)の実験に行ってまいりました!
うむ。本格的!!!
というか、本当に実験室です。
このメンバーではトップ選手しか受けれない環境ですね。
ありがたや。ありがたや。
完全に打ち上がるまでインターバル走のような感じで
途中レストを入れて血液を採って乳酸値測りながら走ります。
最後はキロ3分25秒で打ち上がりました。。。
豪華メンバーで寺尾さんの数値を測定中〜〜〜♬
それでは、市民ランナー高速化プロジェクト。
今週の竹澤健介コーチとのやりとりに今回の測定のことも
少し話が出てきます!次週より詳しい話に。
さて、 ここからは今週の寺尾さんのコーナー
寺尾さんのメニュー(先週の続きです)
竹澤さんトレーニング 60週目
4月5日 月 ウエイト上半身+45minジョグ 8.9km キロ5’04
4月6日 火 4000m×2 +400 r 3’/F 設定4’00/72
4’00-4’00-3’59-3’59-r3′-3’58-4’00-4’01-3’58-r5′-75
4月7日 水 ウエイト上半身+48minジョグ キロ4’46
4月8日 木 200×20 43-45”設定 r 200 90jog
42-44-43-43-43-43-43-42-43-42-40-43-42-43-42-41-41-42-42-41
4月9日 金 42minジョグ 8.8km キロ4’47
4月10日 土 レスト
4月11日 日 静岡 40minジョグ 8.1km キロ4’59
4月12日 月 16000mBU走 1:07’19 キロ4’12
4’20-4’19-4’21-4’18-4’20-4’18-4’09-4’13-4’13-4’14-4’12-4’14-4’00-4’03-4’04-3’54
寺尾さんの感想
4月9日に遅いペースでの200mショートインターバルを余裕を持って行うことで走りの感覚が戻りました。
週末は静岡帯同のため16000mのBU走を月曜の朝にトラックで実施しました。
気温も高くなりましたが、身体がある程度慣れてきたような感じです。
5月、6月のMKディスタンスの日程が発表されましたが、
東日本実業団と日本選手権の日程とかぶってしまったため、
自身のレースはしばらくお預けでトレーニング期間の継続な感じになりました。
竹澤からの返信
寺尾さん今週もお疲れ様でした 。
200mがいい刺激になったのかもしれませんね。
16kmもいい感じに走れていてよかったです。
今週は測定もあるので、来週のメニューはその測定結果を見てからですね。
実際に行っている練習の負荷がある程度正しいのかも今回でわかると思います。
測定は後半はかなり苦しくなるので頑張って下さいね笑
実はこの2日後の14日に寺尾さんの測定を実施しました。
その結果がまさかのもの…。VO2maxは年齢的に見てもかなり高数値だったのですが、
LT値はめちゃくちゃに低かった。
寺尾さんはロト胸の影響もあるので心拍は高めですし、
そこまで低くはないだろうと思っていましたが、
想像を遥かに超えるLT値の低さでした。
市民ランナーの方への指導経験が浅く、
まさかこんなことになっているとはつゆ知らず、
寺尾さんを追い込み続けていました。明らかに過負荷でした。
ごめんなさい😭
この測定を終えてわかったことは2つ。
①主観と客観がずれている
寺尾さんからはこれまでメニューの感想をLINEして頂いていたのですが、
どうやら一般的な「きつい」という感覚とは、違う感覚をお持ちのようです笑
寺尾さんの心理的には「きつくない」と思っていても、
身体的には「(実は)きつい、もう限界、やめてっ」という場合があるようです。
寺尾さん的には
「そんな疲れてないのに、ガーミンがすぐにアラートだして、休ませようとしてくるんです」と
前に話していたのですが、これが、まさにこの乖離を象徴しているような気がしています。
そして、もう一つが
②思っているよりLT値が低い可能性がある
寺尾さんの測定の結果、大体マラソンペースであるLT値の速度
(糖が急激に使われ始めるポイント)が僕が想定していたよりも随分と低かったです😭
寺尾さんはマラソンに出場しても30km以降など後半に
ハンガーノックのような状態になってガクッとペースダウンしてしまうのですが、
その要因の一つに、この想定と実際の差があるかもしれません。
最近、の練習の状況を見て、
「なかなかトレーニングの成果が出てこないし、
気温の変化にあまりに弱いなー」とは思っていましたが、
まさかここまでとは…本当にびっくりです。
もしかしたら、市民ランナーの皆さんもこの想定と
実際のLT値の速度の違いが大きかったりするのかも?
市民ランナーを指導する上で、
「メニューの消化具合や主観で強度を決めていくのは危険」
だとあらためて考えさせられました。
ここからは大きく方針転換をしていかなければなりません😭
「これまでかなり遠回りさせてしまった」と
測定後はメニューを立てているこちらは酷く落ち込んでいたのですが、
「これも経験です。楽しいです」とポジティブに声を掛けて頂けて寺尾さんには心から感謝です。
心理面ではいつもポジティブな寺尾さんに助けられています。
そういうポジティブな姿がアスリートたちを引き寄せているんでしょうね。
ここからは、データのおかげて寺尾さんにより寄り添ったメニューが立てられそうです。
この結果を受けて、来週からはジョグのペースをグッと落として時間を少し長めに、
ポイント練習の質も下げていきます。
2ヶ月後くらいにまた測定してみて数値がどう変わっていくかをみていこうと考えています。
ここからが本当のスタート。そう考えればある意味伸び代だらけですw。
こんな寺尾さんとのトライアンドエラーも楽しんで頂けたら幸いです🙇♂️
別件ですが、今回初めて寺尾さんの本格的な施術を体験しました。
ローリング、
率直に言ってめちゃくちゃいいですw
指圧のような点でくる刺激ではなく、オイルマッサージのような面でくる刺激で、
筋肉の凸凹をならしてくれるイメージ。
手で押してもらうのとは感覚が全然違って体に初めての刺激が入りました。
滞っている場所はなぜかわからないのですが、こそば痒いんですよね。
競技生活の中で色んな施術を体験して来ましたが、本当に新感覚です。
今は現役を引退して随分と経つので、現役の頃のような敏感さはないと思いますが、
鈍感になった今の体でも効果を実感できる施術でした。
私のローリングで特にいいなと感じた部位は手の甲と足の甲です。
普段あまり解さない場所にアプローチする際にローリングは本当にオススメです。
引退してからここまで強い刺激の治療を受けたことがなかったので、
施術後は体がアスリートのように覚醒してしまって全然寝つけませんでした😭
皆さんがハマってしまう気持ちがよくわかります。
当店では、ローリング療法をベースにラジオ波温熱器やパワープレートなど複数のコンディショニング法を組み合わせ、お客様ひとりひとりに最適なコンディション・サポートプログラムを提供しています。